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日本美術のあけぼの遮光器土偶

 

この遮光器土偶は私の住んでいる大貫地域(蕪栗)で発見されたものです。

これはKagobochanのモチーフになったものです。

 

かぶくり縄文探訪(Webサイト)から

恵比須田遺跡は,蕪栗沼の南西側の丘のたもとにある遺跡です。今は田んぼになっているので,どこが遺跡なのか全然わかりませんが,大きな案内看板は立っています。

おどろくなかれ,恵比須田遺跡は国の重要文化財に指定されているのだ。何でそんなに重要なんだろう?

恵比須田遺跡は縄文時代早期から晩期(約7000年前)の遺跡です。長者原貝塚より,ほんのちょっと前の時代から縄文人が住んでいたんだね。

そして,上の怪しいアニメーションのとおり,恵比須田遺跡からは有名な遮光器土偶(しゃこうきどぐう)や石器類が見つかっています。遮光器土偶の発見は昭和18年。太平洋戦争の真っ只中のときに見つかったんだね。

実は,遮光器土偶は全国の縄文遺跡から見つかっているんだけど,恵比須田遺跡で発見されたのはとても保存状態がよかったので,東京上野の東京国立博物館に大切に保存されています。本物そっくりの模型(レプリカ)は,田尻町公民館(旧名称)の一階に飾ってあるので見に行って見ましょう。

遮光器土偶は,その大きな目の模様から宇宙人ではないか,なんてことも言われているけど,おっぱいがあることなどから,女性をかたどった神事の道具(お祭りやお祈りをするときに使う道具)ではないかといわれています。

遮光器土偶が発見されたことで,縄文時代の文化の一部を知ることができるようになったんだ。そうした意味でとても大切なんだね。

恵比須田遺跡は,かつての広大な蕪栗沼のすぐほとりにありました。今でも田んぼ越しに蕪栗沼の辺りが見えます。矢印は,しらとり地区にあるポンプ小屋(しらとり機場)です。

最後に注意ごと。
恵比須田遺跡は国の重要文化財です。興味本位で近づいたり,今の状態を変えないように注意しましょう。

東京国立博物館所有の紹介文は以下の通りです。

重要文化財

指定名称:土偶
宮城県大崎市田尻蕪栗恵比須田出土
1個
高36.1肩幅21.0
縄文時代・前1000~前400年
東京国立博物館
J-38304

 本例は、縄文時代晩期前半に東北地方で盛行する遮光器土偶(しゃこうきどぐう)と呼ばれる土偶で、中空で大形のものである。教科書などでも著名な青森県亀ヶ岡遺跡出土の遮光器土偶に肩を並べるほどの優品としてよく知られる。大きめの頭には水煙が立ち上るかのような王冠状の突起がのせられ、人間離れした大きな目に、張り出した両肩と腰に、短い手足が付く点がユーモラスである。縄文地と無地の部分とを分けることで装飾効果を高める磨消縄文手法(すりけしじょうもんしゅほう)を駆使し、雲のような入り組んだ文様を線対称や点対称に配置して体全体が飾られる。さらに頭部を中心に体全体を赤く塗ることで装飾を強く印象づけている。
縄文人の卓越したデザインセンスとそれを形に表現する造形力が込められている遮光器土偶は、いまもなお多くの人々を魅了している。